伊方町役場前や国道から伊方中学校方面へ下りてくる花壇に、
アメリカのレッドウィング市の旗が掲揚されています。
7月22日から、レッドウィング市の派遣生が来町し、ホームステイ等の交流活動をしてきたからです。
そして本日7/31、帰国に合わせて、第23回伊方町中学生派遣団が一緒に出発しました。
派遣生は、本校生徒1名を含め6名。
団長は、本校校長。英語教師ということもあり、派遣生はたいへん心強いと思います。
朝6時40分、家族や先生、関係者のみなさんに見送られ、庁舎前を出発。

本校の女子生徒もこの海外研修をとても楽しみにしており、2つのがんばりたいことをあげています。
1つ目は、日本の文化をたくさんの人に伝えること。
お茶をたてたり、和食を作ったりして、味わってもらうようです。
逆にアメリカの文化や習慣の違いを学びたいと思っているようです。
2つ目は、積極的にコミュニケーションをとること。
自分の英語力を試し、どんどん交流をしていきたいようです。
彼女は将来、教師になってふるさと伊方町のために貢献したいと考えています。

海外や異文化との交流は、自分や自分がおかれている状況を知るうえで、たいへん良いものです。
そのことが、自分の歩みや行動を後押ししてくれます。
主体的に行動するための大きなきっかけとなり、
自分をどんどんより良く変えていくことにつながるでしょう。
今から約150年前にわずか6歳で、岩倉具視欧米使節団に最年少留学生として同行した津田梅子を想像します。
10数年のアメリカ滞在の後、日本の女子教育・英語教育の先駆けとして奔走し、
現在の女子教育・英語教育の名門津田塾女子大学を創立します。
中学生派遣生たちの充実した海外研修を願うとともに、これからの成長に期待したいと思います。
今日も2年生は、地域において職場体験。
少しは、慣れてきたでしょうか。
子どもは、学校だけで育つのではありません。
地域において、社会で生きていく術を身に付けていきます。
3年生は、運動会の応援合戦を少しずつカタチにしています。
そんな中、3年の女子生徒が明日、伊方町と姉妹提携を結んでいる
アメリカミネソタ州のレッドウィングへ出発します。
きっと国際的な広い視野に立ち、ものごとを考えられるきっかけになることでしょう。
1学期終業式がちょうど1週間前。
子どもたちは、有意義な夏休みを過ごしているでしょうか。
部活動、運動会の準備、昨日は、気仙沼市立大谷中学校との交流として送るサツマイモのつる返し等
けっこう忙しく、充実しているようです。
そして今日の午後からは、三崎高等学校の体験入学に多くの3年生が参加します。
それでもやはり夏休みは、普段の学校がある日に比べて、自由な時間が多く、
今しかできないことをしてほしいと思っています。
よく言われることですが、
「先生方も夏休みで、ゆっくりできますねー。」
そこで、教員の夏季休業中の様子について一部お知らせします。
〇 出張や研修が結構多い
写真は、23日(火)の午後から行われた伊方町社会科研修会。
よりよい社会科の授業づくりを目指し、伊方町の杜氏(酒蔵の責任者)から学んでいる様子です。

現在も杜氏として活躍されている方を講師に、その熟練の技や喜び、悩みなど
を聞かせてもらいました。

このように毎日、4人ほどが様々な出張や研修に参加しています。
本校の教員数は9人なので、半数近くが夏季休業中の様々なものに参加しているのです。
教師としての力量を高めるために。
もちろんその他、毎日の部活動や3年生の補充学習、運動会練習の支援など、
なかなかゆっくりできないのが現状です。
ちなみに勤務時間は、8:00~16:30です。
現在、「働き方改革」が国をあげて進められています。
みなさんの職場でも見直しや改善が行われていると思います。
三崎中学校でもその流れをとらえ、働き方改革を進めています。
子どもたちの前に立つ教師が疲れていてはいけません。世間知らずではいけません。
働き方改革を進めながら、最終的に未来ある子どもたちによい授業や教育活動が行われ、
子どもたちがたくましく生きていくことができる力を付けていくことを目指しています。
教育には、夢があります。
公益財団法人日本教育公務員弘済会愛媛支部の方が来校され、昨年度に引き続き、学校研究助成金をいただきました。
今日が楽しく明日が待ち遠しい学校にしていくために有効に活用させていただきます。
