「シェイクアウトえひめ」で、保・小・中・高校合同津波避難訓練を実施
2020年12月17日 17時07分 本日は、県内各地で「シェイクアウトえひめ」として防災訓練が行われました。
本校でも「三崎は一つ!」の考えの基、近隣の保・小・中・高校合同津波避難訓練を実施。
合同で行うのは初めてでした。
【目的】
〇 地震、津波から身を守る実践的態度を養うとともに、防災意識を高める。
〇 保育所、小学校、中学校、高校が合同で実施することにより、
共助を意識した緊急時の対応の確認を行う。
〇 シェイクアウトえひめ(県民総ぐるみ地震防災訓練)の一環として実施する。
【学びのポイント1】 保育所幼児の避難誘導の仕方
「津波警報発令」により、高台にある三崎高校(海抜50m、距離1100m)へ二次避難。
近隣の保育所幼児を中学生が、手をつなぎ避難誘導します。
3歳児にとって、この距離は遠いです。しかも、ふだんと違う雰囲気が漂っています。
泣きじゃくって、保育士さんに抱えられて移動している幼児もいました。
いかに、安心させながら、早く避難するかがポイントです。
【学びのポイント2】 負傷者の避難支援の仕方
負傷者をリヤカーで搬送。
中学生2人がかりで、途中まで搬送しました。 不安が増している負傷者にどんな声掛けができるか。
段差などがある中、安全をどう見極めるか等がポイントです。
急な坂にさしかかり、高校生が応援に来てくれました。
【学びのポイント3】 高校生の避難支援
第二次避難場所になっている三崎高校。
高校生たちも「自分たちに何ができるか。」を模索しました。
避難してくる人たちを迎えに行き、その支援をする高校生。
テントを建て、受付、検温に協力する高校生。
自家製の防災食をふるまう高校生。
そんな姿を中学生たちもしっかりと見ていました。
初めての取組で混乱もあり、まだまだ不十分なことも多かったのですが、
今回のように、いろいろとやってみて、良いこと、悪いことを見極めていくことが
とても大事だと思います。
今後、今回の学びにどのような肉付けをして、より良いものにしていくか、
しっかりと振り返りをしていきます。
消防団(保護者含む)、三崎支所防災担当者、地域ボランティアコーディネーター、消防署第一分署などとの協力・連携もありました。
三崎は一つ!
新たなものが創りあげられていきます。