生きる力を育む ~豪雪被害から立ち上がる柑橘農家の姿~
2021年5月29日 09時22分 三崎地区は、清見タンゴール等の中晩かん栽培が盛んな地域。
保護者にも柑橘農家が多くいます。
今年1月の豪雪で収穫を控えた「清見タンゴール」も大きな被害を受けました。
過去の出来事をみてみると、「四国災害アーカイブス」という市町誌をまとめたサイトに記されていました。
〈昭和42年(1967)〉
〇6月~9月:干ばつ。被害状況は不明。 (旧瀬戸町)
〇7月20日~9月12日:総降水量は5.2ミリの大干ばつで、伊方八幡神社及び九町八幡神社で大雨乞いが行われた。(旧伊方町)
〇12月30日:大雪。伊方中学校観測所の最深積雪25cm、30日の最低気温-2℃。(旧伊方町)
〇大雪により、三崎町で雪害。(旧三崎町)
〈昭和52年(1977)〉
〇7月20日~8月14日:干ばつにより、果樹の落果、葉巻き、枝枯れが多かった。(旧伊方町)
〇2月18日:寒気のなだれ込みにより、三崎町で-6℃を記録した。(旧三崎町)
〇2月17日~19日:大雪、低温。伊方中学校観測所の最深積雪18cm、最低気温17日に-5.4℃。(旧伊方町)
44年ぶりの大雪でした。しかも干ばつと大雪が同時に起こっています。
農業にとって自然災害はつきもの。でも地域の人たちはそれを乗り越えてきました。
今回もこの豪雪被害に立ち向かう新たな取組があり、新聞に掲載されましたので紹介します。
2021年5月25日付 愛媛新聞(掲載許可番号:d20210526-01)
新聞掲載された日、これらのことを生徒たちに伝えました。
子どもは、親や家族・地域の人たちのたくましい姿を見て育ちます。
たくましく、「生きる力」の手本となる姿が身近にあります。
学校でも家庭や地域と一緒になって、生きる力を育てていきます。