東日本大震災被災地(宮城県気仙沼市立大谷中学校)との交流

2019年10月23日 18時56分

 実りの秋。
今年も芋掘りの時期となりました。
三崎中学校において、これは特別な活動となっています。

 

 2011年3月11日、未曽有の被害をもたらした東日本大震災が起こりました。 

「復興に向けて、自分には何ができるか。」
 こんな問いかけが被災された方々や同じ日本人である私たちにつきつけられました。
震災直後、三崎中学校や地域からは、毛布や衣類、義援金などと一緒に子どもたちの応援メッセージも送られました。


 2011年6月、それらを受け取った気仙沼市の大谷中学校から返事が届きました。
そこには、卒業式の準備をしていた際の大惨事に現実を見失いかけた様子とともに

「三崎中からのメッセージを読む度に、安心感が得られます。
みなさんにもたいへんなことがあると思いますが、お互いにがんばっていきましょう。」

といったお礼や力強い言葉がつづられていました。


 そのときから大谷中学校との交流が始まりました。
 
毎年、12月には三崎中学校からは自分たちで作ったいもやメッセージ、三崎中の写真を送っています。   

 大谷中学校からもメッセージや生徒が作った「大谷っ子米」が届きます。
このような大谷中学校との交流を通して、お互いが感謝の心でつながっているような気がします。

 
 今日収穫された芋には、このようなつながりがあるのです。
このような物語をしっかりと語り継いでいくことは大切なことだと思います。

 

  

 

 

 あの震災から9年が経ちますが、大谷中との関係は「支援」から「交流」へと変わってきています。
 震災のことやそれによってたいへんな思いをしている方々のことを忘れないためにも、
これからもこのつながりを大切にしていきたいと思います。