地域学習 ~八幡神社の輪ぬけ~
2021年6月30日 15時32分 蒸し暑くなってきました。
本日6月30日は、三崎八幡神社で「輪ぬけ」。
以前、中学1年生の地域学習として訪れたことを思い出します。
写真は、すべて中学生たちが思い思いの視点で撮影。
地域の人たちにインタビューして、貴重な話や輪ぬけに対する思いを聞くこともできました。
宮司さんいわく
「今年の輪ぬけは、中学生の参加でずいぶんと盛りあがりました。」
と喜ばれました。
輪ぬけは、正式には大祓(おおはらえ)と言われます。
6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事。
犯した罪や穢れ(けがれ)を除きさるための祓えの行事です。
6月の大祓は夏越神事、六月祓とも呼んでいます。
なお、「夏越」は「名越」とも標記され、輪くぐり祭とも呼ばれます。
夏越の祓では多くの神社で「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」が行われます。
これは、氏子が茅草で作った輪の中を左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓うもの。
茅(かや)の旺盛な生命力が、神秘的な除災の力をもっている考えられてきました。
終わりに人を描いた紙をもらいました。
これを体の悪いところにこすりつけ川に流すと、その部分が治るとされています。
迷信のようなことですが、なぜかそんなことが長い間、風習として残っているふるさと。
そんなふるさとに興味を持ち、その多面的で奥深い魅力に気付けるような生徒を、家庭や地域とともに育てていきます。