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教育目標:「個性のはっきりした教養ある国際的日本人の育成」

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伊方町立三崎中学校 

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嵐の新年度始まり と 佐田岬のヤマザクラ

2020年4月1日 15時14分

 4月1日、新年度が始まりました。
朝、新しい先生が2名着任されました。
 今日は、嵐のような風雨に見舞われた天候でしたが、早速新年度の準備に取り掛かかられました。

 このような天候なので、きれいに咲いたヤマザクラが散ってしまうのが残念です。

      【二名津湾から見た伽藍山】

 

 10年前に聞いた話ですが、ヤマザクラの本数を1本1本3日かけて、
カウンターで数えた地元の人がいます。
その数、何と11万本!
 その人が10年前、同じように数えた時の倍ほどに増えていたらしいです。
それを考えると今はどれほどの数になっているのでしょうか。

 

 今から80年ほど前の太平洋戦争の頃までは、木ろうをとるために育てられたハゼの木が多かったようです。
 産業が移り変わり、薪を切らなくなったことから、
ヤマザクラが増えたのではないかと言われています。

 

              【二名津の大谷】

 緑の中に点々と霞むヤマザクラの花の群れ。
微妙に異なるさまざまな緑と薄紅色が、モザイク模様になって山をひときわ輝かせています。
こんなに美しい配色がどうしてできるのでしょうか?


 佐田岬半島は、知る人ぞ知る渡り鳥のルートとして、全国的に有名なポイント。
美しく咲いているヤマザクラや緑の木々は、半島に渡って来た鳥たちが落とした種から育ってきたのではないでしょうか。                 

 ハヤブサの鋭い爪から逃れ、生き続けた鳥たちが落とした無数の種から…。
その小さな種が土にもぐり、雨をうけて伸びたもの。
 
 そして、いつの間にか葉を茂らせ、花を咲かせて実を結んだのです。
鳥たちはその実を食べて命をつなぎ、その鳥たちをハヤブサがねらう。

 

            【三崎の奥山】

 ヤマザクラが咲いて、ハヤブサにひな鳥が生まれ、
花が散って緑が萌える頃には、ひな鳥は力強く巣立っていきます。

 
 何千年、何万年をかけて自然は黙々とその営みをくり返しています。
生命が生命に受けつがれていきます。

 
 本当にすごい所です。ふるさと佐田岬。