「ノーベル物理学賞 中村修二博士 × 伊方町大久 × 徳島」 から見えるもの

2019年11月15日 16時30分

 社会科の授業のことを紹介します。
毎時間、最初の2分間は、ニュースに関する情報交換をしています。


 今日は、昨日まで私が出張していた徳島県をテーマにして、
「徳島県といえば…、知っていることをできるだけ多く出し合おう」と投げ掛けました。

すると、けっこう様々な情報が飛び交いました。
「鳴門の渦潮、スダチ、阿波踊り、池田高校野球部、和紙、徳島ラーメン、鳴門金時…」

 

 私からは2つを追加。
 1つ目は、第1次世界大戦中、徳島につくられたドイツ人俘虜収容所における日本人との交流。
ちなみにベートーベン交響曲第9番は、この俘虜たちによって初めて演奏されたもの。


 2つ目は、ノーベル物理学賞を受賞された中村修二博士について。
 中村修二博士は、伊方町大久という地域で生まれ、小学校1年生まで大久小学校に通いました。
その後、徳島大学そして日亜化学工業に入り、青色発光ダイオードを発明されました。



 

幼い頃、砂浜に座って目の前に広がる宇和海を見ながら、
「海はなぜ青いんだろう?」
と疑問がわいてきて、空と海の青色について興味を持ち始めたようです。

「大久の砂浜」

 

「手前が大久、向こうは名取」

 

 わずかな時間でしたが、生徒には多くの知識が入ったようです。
この知識をもとに何を思い、何が生まれてくるか。


 自ら興味を持って主体的に学び、
他の人と話し合い、より深い学びへと向かっていくような授業を目指しています。