小さな親切 ~心のこもった贈り物~
2019年12月20日 15時40分地域を愛し、地域から愛される三崎中学校。
18日、三崎中学生の親切な行為が社会にあたたかな心を広げたということに対して、
公益社団法人「小さな親切」運動本部より実行章をいただきました。
喜びにわくその翌日、偶然ながら地域の方から学校に手作りされた雑巾の贈り物がありました。
その方は、地域の特産物として「裂織り」の保存活動をされており、
布が余っているので、中学校で掃除に使ってもらえればと思い、雑巾を縫って贈ってくださったのです。
昔は、どの家庭でも物を無駄にしないために、こうやって雑巾を縫ったものです。
それが今では、買った方が手間がかからないため、手作り雑巾が少なくなってきました。
まるで、心あたたまるクリスマスプレゼントのようでした。
このように「小さな親切」は、小さな雪が転がり出し、雪だるまのように大きくなっていくものだと感じます。
「小さな親切」実行章をいただいたとき、すてきな贈り物もいただきました。
今治タオルメーカー各社の残り糸を利用し、手織り機を使って製作したエコ製品です。
「今治タオル糸 手織りコースター」
このすてきな製品は、「小さな親切」運動愛媛県本部の取りまとめをされている伊予銀行が、
「障がい者が活き活きと誇りを持って就労できる環境を整備し、
継続的な雇用を通じて障がい者の社会参画と自立を支援する」
ことを目的に設立された工房で手織りされたものです。
こちらも心あたたまるすてきな贈り物でした。
小さな親切は広がり、つながり、織りなしていくものだと感じます。
岬の子どもたちは、小さな親切を通して、地域を愛し、地域から愛されながら育っていきます。